振動の中心 “ Center of Vibration ”
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オレ流のトランペット奏法は、「ヴァイブレーションの中心」を意識する事。「振動の中心」がリムより前、マウスピースの内側になっている事。
【これは演奏中、「トーナリティのセンター 」(調性感の中心)を意識するのとパラレルである。】
トランペットの醍醐味は、同じ押指でハーモニックシリーズの別の音を息量の調整によってコントロールし、音を出すことである。2つ上のハーモニックシリーズの音などへ切れ目なく跳ぶことである。
【これは演奏中、「トーナリティのセンター 」(調性感の中心)を意識するのとパラレルである。】
トランペットの醍醐味は、同じ押指でハーモニックシリーズの別の音を息量の調整によってコントロールし、音を出すことである。2つ上のハーモニックシリーズの音などへ切れ目なく跳ぶことである。
飛び音を吹く前に「振動の中心」がリムより奥に来るように意識して息を入れる。音飛びの前音を可笑しくないギリギリまで長めにして、ほんのちょっと息を(音を)切って押指を作ってから一気に鋭く息を入れる。
シラブルは“ティ”で良い。音の出だしが爆音になったり、破れたりしないためには上唇のポケットに息を回してからマウスピースに入れる。
トランペット筋肉というのがあるとぼくは思う。口角を上げるための筋肉で、これにより唇が張って緩んでいないように維持できる。一旦上唇ポケットに息を回してマウスピースに入れることで角の取れた理想的なノート、、、ピアニシモで高音を始めることができる。微妙な口の開き具合を維持するのは筋肉では難しいので奥歯を噛んでおくと良い。
マウスピースに触れるか触れないかくらいの距離で振動を使える。これが「かすれ」「ハスキーさ」に繋がる。そのためにもトランペット筋肉(口角を上げるための頬骨あたりの表情筋)が鍛錬されていないといけない。↓↓↓
音が切れないためには舌先を喉の奥に付けつようにしておく。歯が振動体である。舌が歯に近いと振動を殺してしまう。だからなるべく舌を前歯から遠ざけて演奏する。すると口腔が広がって響きのいい、まるでフルートのような音になる。空気をリムと上唇や下唇の間のポケットに回す感じでテヌートで演奏できる。「舌の筋力」が第二のトランペット筋肉であると思う。
練習後の夜、頭が痛くなればダメ、頬骨の下の表情筋や舌が筋肉痛になれば正しい練習だったと言うことである。
ピストンを真上から押指するために、右手親指の位置はリーディング管に触れる位置↓↓↓
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腹に溜め、一気に息を入れる。その根拠は、ボクシングや剣道にある。オレは吹くということ、声を発するということは、打突と同じだと思う。
G5を何時でもどんな風にでも出せるのが声楽のプロの条件。ぼくは調子が良ければEb6まで出せる。 それは声帯を締めつけて出せる音域では無い。剣道の打ち込み気合いの声、火事場の馬鹿力の際の声である。
腰を捻ってそれからストレートを打ち、腰が戻って拳を引く。剣道もそう。手は後から起動するのだ。
トランペットやボーカルも、高音を撃ち抜くのに息の圧が要る。マウスピースに唇を押し付け過ぎてもアンブシャーが潰れて音が出ない。
基本的にマウスピースのリムの2点に当てるわけだが、ハイノートを短く鋭く出すために中心ではなく、少しオフセンターな所にリップを押し当て、息の逃げ道を作るようにしている。
基本的にマウスピースのリムの2点に当てるわけだが、ハイノートを短く鋭く出すために中心ではなく、少しオフセンターな所にリップを押し当て、息の逃げ道を作るようにしている。
剣道でもボクシングでもトランペットでもパフォーマンスしながら自分を見ることはできない。だから心の目で観る。観見と言う。
例えばハイAを打つ時、ボーカルで喉の締め付け具合で打とうとする、トランペットでマウスピースへの押し付け具合で打とうとすると100%外してしまうだろう。
そうじゃない。
振動の中心が振動体(声帯やマウスピース)の中心にあるように意識する事である‼️